“打寛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちくつろ80.0%
うちくつ10.0%
うちひろ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帰幽以来(きゆういらい)何(なん)十年(ねん)かになりますが、私(わたくし)が斯(こ)んな打寛(うちくつろ)いだ、なごやかな気持(きもち)を味(あじ)わったのは実(じつ)にこの時(とき)が最初(さいしょ)でございました。
浮べる眉、画(えが)ける唇、したたる露の御(おん)まなざし。瓔珞(ようらく)の珠の中にひとえに白き御胸を、来よとや幽(かすか)に打寛(うちくつ)ろげたまえる、気高く、優しく、かしこくも妙(たえ)に美しき御姿、いつも、まのあたりに見参らす。
一景話題 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
哭(な)きむせぶ者もあるし、早くもふところを打寛(うちひろ)げて、自刃しようとする者もある。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)