“打寛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちくつろ80.0%
うちくつ10.0%
うちひろ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帰幽以来きゆういらいなんねんかになりますが、わたくしんな打寛うちくつろいだ、なごやかな気持きもちあじわったのはじつにこのとき最初さいしょでございました。
浮べる眉、えがける唇、したたる露のおんまなざし。瓔珞ようらくの珠の中にひとえに白き御胸を、来よとやかすか打寛うちくつろげたまえる、気高く、優しく、かしこくもたえに美しき御姿、いつも、まのあたりに見参らす。
一景話題 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
きむせぶ者もあるし、早くもふところを打寛うちひろげて、自刃しようとする者もある。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)