“うちくつろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打寛88.9%
打縦11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
程よいところで、さおをとどめて、それから二人は打寛うちくつろいで、充分にこの清夜を楽しむことになりました。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
私たちは門を閉めて今日は打寛うちくつろいで、置炬燵おきごたつに差向かった。そうしてこういう話をした。
雪の日 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
小宮山は広袖どてらを借りて手足を伸ばし、打縦うちくつろいでお茶菓子のこしの雪、否、広袖だの、秋風だの、越の雪だのと、お愛想までが薄ら寒い谷川の音ももの寂しい。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)