“揉込”の読み方と例文
読み方割合
もみこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頬桁へ両手をぴったり、慌てて目金の柄を、鼻筋へ揉込むと、睫毛え込んで、驚いて、指の尖をらして、って
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やがて針医の揉込む針はの真中あたりへ入り、肩へ入り、背骨の両側へも入った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
此奴ら、大地震の時は弱ったぞ——んで、で、仔の口へ、押込揉込むようにするのが、らないと言った形で、頬摺りをするように見える。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)