トップ
>
揉立
ふりがな文庫
“揉立”の読み方と例文
読み方
割合
もみた
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もみた
(逆引き)
先んぜられたり、心外、と二人も駈入りて手痛く戦う。氏郷本陣の小姓馬廻りまで、ただ瞬く間に
陥
(
おと
)
せ、と手柄を競って
揉立
(
もみた
)
つる。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
折から
一天
(
いってん
)
俄
(
にわか
)
に
掻曇
(
かきくも
)
りて、
颷
(
ど
)
と吹下す風は海原を
揉立
(
もみた
)
つれば、船は
一支
(
ひとささえ
)
も
支
(
ささ
)
えず矢を射るばかりに突進して、
無二無三
(
むにむさん
)
に沖合へ流されたり。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
焔は
烟
(
けふり
)
に
揉立
(
もみた
)
てられ、
烟
(
けむり
)
は更に風の為に砕かれつつも、蒸出す勢の
夥
(
おびただし
)
ければ、猶ほ
所狭
(
ところせ
)
く
漲
(
みなぎ
)
りて、
文目
(
あやめ
)
も分かず
攪乱
(
かきみだ
)
れたる中より爆然と鳴りて、天も焦げよと納屋は一面の猛火と変じてけり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
揉立(もみた)の例文をもっと
(5作品)
見る
揉
漢検1級
部首:⼿
12画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“揉”で始まる語句
揉
揉手
揉上
揉合
揉込
揉烏帽子
揉事
揉消
揉潰
揉療治
“揉立”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
泉鏡太郎
幸田露伴
泉鏡花