“一支”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとささ50.0%
ひとささえ16.7%
ひとささへ16.7%
イキ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まだやってるんだろう。煙台で聞いたが、敵は遼陽の一里手前で一支ひとささえしているそうだ。なんでも首山堡しゅざんぽとか言った」
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
折から一天いってんにわか掻曇かきくもりて、と吹下す風は海原を揉立もみたつれば、船は一支ひとささえささえず矢を射るばかりに突進して、無二無三むにむさんに沖合へ流されたり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
俺の第一防禦線は一支ひとささへもなくつひえる。
瘢痕 (新字旧仮名) / 平出修(著)
まづ對馬ツシマ一支イキ末廬マツラ伊都イトまでは、しるせる如くにて、たがはざるを、其次に奴國不彌國投馬國などいへるは、漢呉音はさらにもいはず、今の唐音をもてあてゝも、大和への道には
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)