“イキ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:いき
語句割合
一支20.0%
射発20.0%
20.0%
20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まづ對馬ツシマ一支イキ末廬マツラ伊都イトまでは、しるせる如くにて、たがはざるを、其次に奴國不彌國投馬國などいへるは、漢呉音はさらにもいはず、今の唐音をもてあてゝも、大和への道には
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)
射発イキらむと心はへど、射捕らむと心は思へど 本べは君を思ひ出 末べは妹を思ひ出、いらなけくそこに思ひ出、かなしけくこゝに思ひ出、いきらずぞ来る。梓弓檀弓(応神記)
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
夫れ文章はイキんことを要す。文章活ざれば意ありと雖も明白なり難く、脚色は意に適切ならんことを要す。適切ならざれば意充分に発達すること能わず。
小説総論 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
真淵は「みナワの如く浮ぶまさごといひて、我イキもやらず死もはてず、浮きてたゞよふこゝろをたとへたり」(考)といっている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
街の歌手、あんなにフランスの民衆が彼の粋さを愛していたシュバリエですが、悲しいかなそのイキは商品であって、巴里っ子魂ではなかったらしいのね。