“揉合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もみあ84.6%
もみあわ7.7%
もみわ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
川留か、火事のように湧立揉合う群集の黒山。中野行を待つ右側も、品川の左側も、二重三重に人垣を造って、線路の上まで押覆さる。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お里が頼む中、両手を後へ廻し、端折を直し「べらばうめえ、大金になる大仕事だ、そこ放しやあがれ」と両手の掌に軽くをふきかけて、その掌を揉合せ、下手へ行く。
賃銀がよかったのでシロカネ屋の老爺は、さほど怪しみもせずに、両手を揉合わせて引受けた。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)