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湧立
ふりがな文庫
“湧立”の読み方と例文
読み方
割合
わきた
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わきた
(逆引き)
とりわけこの岬のあたりは、暗礁の多いのと、潮流の急なのとで、海は
湧立
(
わきた
)
ちかえり、
狂瀾怒濤
(
きょうらんどとう
)
がいまにも燈台を
覆
(
くつが
)
えすかと思われた。
おさなき灯台守
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
手も、足も身体中の
活動
(
はたらき
)
は一時に
息
(
とま
)
って、一切の血は春の潮の
湧立
(
わきた
)
つように
朱唇
(
くちびる
)
の方へ流れ注いでいるかと思われるばかりでした。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
川留
(
かわどめ
)
か、火事のように
湧立
(
わきた
)
ち
揉合
(
もみあ
)
う群集の黒山。中野行を待つ右側も、品川の左側も、二重三重に人垣を造って、線路の上まで
押覆
(
おっかぶ
)
さる。
売色鴨南蛮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
湧立(わきた)の例文をもっと
(12作品)
見る
湧
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
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