“湧返”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わきかえ85.7%
わきか14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牛魔王つのをもってこれを受止め、両人半山の中にあってさんざんに戦いければ、まことに山も崩れ海も湧返わきかえり、天地もこれがために反覆はんぷくするかと、すさまじかり。……
そこに、けむったい主人夫婦の帰った後の、解放されたびやかな心持が、もくもく湧返わきかえって来た。
九月一日 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
冷凍こおっていた五臓に若々しい血を湧返わきかえらせ、たえかたわらから烈しい火を燃しつけた。
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)