“湧然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうぜん88.9%
ようぜん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに、おのずから湧然ゆうぜんとして味がわかってくる。そういうやり方が、先生と一座していると、自然にうつってくるのであった。
露伴先生の思い出 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
それとともにお艶に対する新しい憐憫が湧然ゆうぜんとこころをひたして、眼頭おのずから熱しきたるのを禁じ得なかった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
構内は人影もまばらなほどの裏淋しさ、象徴樹トピアリーまがきが揺れ、枯枝が走りざわめいて、その中から、湧然ようぜんと捲き起ってくるのが、礼拝堂で行われている、御憐憫ミセリコルディアの合唱だった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)