九月一日くがつついたち
八月三十一日の夕方、朔日から学校の始まるちいさい子供達を連れて、主人夫婦は東京に帰る事になり、由井ヶ浜の曲淵の別荘には、九人の人数が残る事になった。長男の一郎と、長女の甲子と、次女の乙子と、夫人の里の遠縁の者の娘で甲子や乙子の世話をする養子 …
作品に特徴的な語句
まわり ほっ かぶり 養子ようこ つめた のぶ あたたか なめらか せん ひっ 抱上だきあげ ぬれ おびや なま 上手うわて わずか さき くら かなし ゆす 撞球どうきゅう 暗闇やみ 暫時しばらく ほと あび なめら けむ ひき 真直まっす うらやま かんがえ ほこり にぎや うなじ 一寸ちょっと 丁度ちょうど うち 人足にんそく 他人ひと 伴侶はんりょ たたず くらい にわか 倒潰とうかい そば わず 兄妹きょうだい 先刻さっき とも かね ひや 動悸どうき 南風みなみ また 取縋とりすが 口癖くちぐせ 叫声さけびごえ 可哀かわい 呑気のんき 呼吸いき 咄嗟とっさ 咽喉のど うな 執拗しつよう ほか 尻尾しっぽ 屈辱くつじょく 干潟ひがた 店家みせや 引擦ひきず 微塵みじん 心当こころあたり 悄気しょげ おし てい ある 或時あるとき たす てのひら 放縦ほうじゅう 故意わざ 斬込きりこ 方々ほうぼう すで 昨夜ゆうべ さら 曲淵まがりぶち 朔日ついたち のぞみ 束髪そくはつ 横面よこつら くし