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吠
ふりがな文庫
“吠”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ほ
93.7%
ほえ
2.0%
ほざ
1.2%
うな
0.8%
ぼ
0.8%
うた
0.4%
うなり
0.4%
な
0.4%
べい
0.4%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほ
(逆引き)
その大男が、
獅子
(
しし
)
の
吠
(
ほ
)
えるような声でしゃべっているのですが、何を言っているのかサッパリわかりません。日本語ではないのです。
新宝島
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
吠(ほ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ほえ
(逆引き)
「犬にゃ眠り病もないらしいね、しかしどういうもんか向うに行くと神経質になって、
吠
(
ほえ
)
てばかりいて困ったが……」
睡魔
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
吠(ほえ)の例文をもっと
(5作品)
見る
ほざ
(逆引き)
この妾の心! ああやっぱり恋かしら? ……恋なら恋でままよ! その恋ひたむきにとげるまでよ! ……
吠
(
ほざ
)
いたな小娘! 頼母様とは将来を
誓約
(
ちか
)
った仲と! ……まことなりや
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
吠(ほざ)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
うな
(逆引き)
それに、あんまり山が
物凄
(
ものすご
)
いので、その白熊のやうな犬が、二疋いつしよにめまひを起して、しばらく
吠
(
うな
)
つて、それから泡を吐いて死んでしまひました。
注文の多い料理店
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
吠(うな)の例文をもっと
(2作品)
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ぼ
(逆引き)
撃柝の音は坂や邸の多い堯の家のあたりを、微妙に変わってゆく反響の工合で、それが通ってゆく先ざきを
髣髴
(
ほうふつ
)
させた。肺の
軋
(
きし
)
む音だと思っていた
杳
(
はる
)
かな犬の遠
吠
(
ぼ
)
え。——堯には夜番が見える。
冬の日
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
吠(ぼ)の例文をもっと
(2作品)
見る
うた
(逆引き)
一匹のやつは首を天へ向けて、何かそれに対して給金でも貰っているように一生懸命に、長く声を引き伸ばしながら吠えた。すると次ぎのが早速後をうけて、まるで寺男のように
吠
(
うた
)
い出す。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
吠(うた)の例文をもっと
(1作品)
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うなり
(逆引き)
嫂の
鼓膜
(
こまく
)
には
肝腎
(
かんじん
)
の「
松門
(
しょうもん
)
」さえ人間としてよりもむしろ獣類の
吠
(
うなり
)
として不快に響いたらしい。自分はかねてからこの「景清」という
謡
(
うたい
)
に興味を持っていた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
吠(うなり)の例文をもっと
(1作品)
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な
(逆引き)
敷台へ前脚をかけ、頻に尾を振り、
吠
(
な
)
いた。
蓮花図
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
吠(な)の例文をもっと
(1作品)
見る
べい
(逆引き)
漢詩では蛙の鳴くことを
蛙鳴
(
あめい
)
といい
蛙吠
(
あべい
)
というが、
吠
(
べい
)
の字は必ずしも
平仄
(
ひょうそく
)
の都合ばかりでなく、実際にも吠ゆるという方が適切であるかも知れないと、私はこの時初めて感じた。
二階から
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
吠(べい)の例文をもっと
(1作品)
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吠
漢検準1級
部首:⼝
7画
“吠”を含む語句
遠吠
吠声
吠陀
吠付
長吠
犬吠
犬吠埼
梨倶吠陀
狗吠
吠面
吠立
一吠
犬吠灯台
惹吠奢爾
白夜珠吠陀
蛙吠
鯨吠
鳴吠
黒夜珠吠陀
犬吠崎
...
“吠”のふりがなが多い著者
中里介山
吉川英治
アントン・チェーホフ
泉鏡花
島崎藤村
夏目漱石
谷崎潤一郎
海野十三
永井荷風
泉鏡太郎