“杳”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
よう72.4%
はる20.0%
はるか3.8%
えう2.9%
ハルカ1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“杳”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.9%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.7%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
唯一人、ヘリコプターに乗った波立二のみは、その後、ようとして消息がわからなかったが、首領を失ったかれに何ができよう。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
君も知ってる、生命いのちは、あの人も助かったんだが、そののち影を隠してしまって、いまだにようとして消息がない。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
霞たつ暖い日で、山は空と溶け合うて、ややともすればその輪廓を見失うほど、はるかに、そしてかすかなものであった。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
今まで広い空間に孤独を歎き、一人を歎き、自然の無関心をなげいた自己は、はるかに遠い過去に没し去つた。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
外にこれを求むる能はず、重ねてこれを得べからざる父と母とは、相携へてはるかはるかに隔つる世の人となりぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ただ斯様かように現実界を遠くに見て、はるかな心にすこしのわだかまりのないときだけ、句も自然とき、詩も興に乗じて種々な形のもとに浮んでくる。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
我も亦この一書によつて彼の名を記憶するに止まれども、彼の才あつて然もえうとして天下に知られざるは心惜しき思せらる。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
吾人の霊性の、飄として捉へがたく、えうとして目覩もくとしがたきものは、其樹木の根の如し。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
自余コノホカ大和屋、若松、桝三河ト曰フモノミナ創立ノ旧家ナリト雖亦ハルカニ之ニ劣レリ。将又券番、暖簾ウチゲイシヤ等ノ芸妓ニ於テハ先ヅ小梅、才蔵、松吉、梅吉、房吉、増吉、鈴八、小勝、小蝶、小徳、凡四十有余名アリ。
上野 (新字新仮名) / 永井荷風(著)