“舞坂”の読み方と例文
読み方割合
まいさか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豊橋も後になり、鷲津わしづより舞坂まいさかにかゝる頃よりは道ようやく海岸に近づきて浜名はまなの湖窓外に青く、右には遠州洋えんしゅうなだようとして天に連なる。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
初秋の浜名湖はまなこを渡って、舞坂まいさかの宿外れ、とある茶店で中食ちゅうじきを認め、勘定をするつもりで取出とりだした紙入を、衝立ついたての蔭から出た長い手が、いきなりさらって表口へ飛出したのです。
江戸の火術 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)