“舞踏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ダンス38.9%
ぶとう30.6%
ぶたふ8.3%
をど5.6%
ぶたう5.6%
バレー2.8%
ダンシング2.8%
おどり2.8%
ステップ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ma chèreシェール(あんた!)、まるで他愛もないことばかり話してるのよ! どこかの奧さんが舞踏ダンスの何とかいふ型を他の型と間違へただの
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
どうかあとの所はみなさんで活動写真のおしまいのありふれた舞踏ぶとうか何かを使ってご勝手にご完成をねがうしだいであります。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
寝転ねころんでおれは舞踏ぶたふといふことを考へてゐた時。
詩集夏花 (新字旧仮名) / 伊東静雄(著)
此間このあひだロミオは道外假面だうけめんかぶったるまゝひとはなれててゐる。其中そのうちヂュリエットと一武官ナイトりあうて舞踏をどりはじむる。
えび舞踏ぶたうのモひとつの歩調ほてうをやつてやうか?』とグリフォンはつゞけて、『それとも海龜うみがめにもひとうたうたつてもらはうか?』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
われはかくして、舞踏バレーの一場ありて、君出るオペラと云へば、聞くべき音楽の一節をだも聞く事能はずなりぬ。
舞姫 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
さっき舞踏ダンシング室でチラと見たとき、どうも似たようなひとだと思って、それこそ飛びたつような気がしたなア。
復活祭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
かろやかの舞踏おどりのうちに——
テンポのおそい荘重なJAZZ——この滑稽な矛盾こそは現代の英吉利だ!——銅版画の古城からきこえてくるエイル・ブルウの舞踏ステップ、英文学の古本にこぼれた混合酒カクテルのにおい