“ステップ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏台28.6%
足形14.3%
曠野14.3%
舞踏14.3%
草原14.3%
踏み板14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう云うと、夫人は軽やかに、紫のフェルトの草履ぞうりで、踏台ステップを軽く踏んで、ヒラリと車中の人になってしまった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
あれまで行けばどうとかなろうと云うんで、何しろ今いるところは危なくて耐らないから、岩を離れると、又雪の壁を横にからんで、南へ南へと足形ステップを切った。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
別にかがまないで足形ステップが切れるくらいに、胸を圧している、さすがのガイドも、こうなるとランターンが邪魔になるので、それに夜明けに間もなく、白ら白ら明けとまでゆかないが
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
まるで曠野ステップを歩くような氣持でうろつき𢌞っている男なんです。
テンポのおそい荘重なJAZZ——この滑稽な矛盾こそは現代の英吉利だ!——銅版画の古城からきこえてくるエイル・ブルウの舞踏ステップ、英文学の古本にこぼれた混合酒カクテルのにおい
その間私は、いつ海が見えるか、見えるかと思いながら、草原ステップはてに、それは広大な幻を描いておりました。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
太子はまゆ一つ動かされずそのまま踏み板ステップへ足をかけられ、私も続いて乗ってしまったから後がどうなったかは知る由もなかったが、やがて助手台にノッソリとはいって来たシャアは
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)