足形ステップ)” の例文
あれまで行けばどうとかなろうと云うんで、何しろ今いるところは危なくて耐らないから、岩を離れると、又雪の壁を横にからんで、南へ南へと足形ステップを切った。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
別にかがまないで足形ステップが切れるくらいに、胸を圧している、さすがのガイドも、こうなるとランターンが邪魔になるので、それに夜明けに間もなく、白ら白ら明けとまでゆかないが
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
一足クーロアールへ足形ステップを切ると、何がさて眼が眩むような楯一面、真っ白にすべり落ちる雪の壁に、這いずった先登せんとうはヘッスラーで、奴の鼻が私の踵につかえるばかり、すぐ上の近藤君は
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)