“足利”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あしかが91.9%
あしかゞ8.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足利あしかが時代に作られた「はちの木」という最も通俗な能の舞は、貧困な武士がある寒夜に炉にまきがないので、旅僧を歓待するために
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
あるいは宋代明代のものを、あるいは高麗こうらい李朝のものを、あるいは足利あしかがあるいは徳川期のものを、あるいは西洋ここ数世紀のものを。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「あれもな、不仕合せでな。足利あしかゞに行つてついこの間まで一人でゐたが、今ぢや亭主でも持つたか何うか。」
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
丁度あの鳶頭が来た翌日あくるひでした、吉原なか彼女やつ駈落かけおちと出懸けやしたがね、一年足らず野州やしゅう足利あしかゞで潜んでいるうちにかゝあは梅毒がふき出し、それが原因もとで到頭お目出度めでたくなっちまったんで