“足利氏”の読み方と例文
読み方割合
あしかがし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下って足利氏あしかがしが世を暴奪ぼうだつなし終った乱麻らんまの時代となってはしのび上げるも畏れ多いことながら、後村上天皇は、男山御脱出以来、軍馬の間を彼方此方あちこち御輦みくるま漂泊さすらいを経られて
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
応仁おうにん以後からつい室町幕府の末にいたるまで、もっと前には、足利氏あしかがし、北条氏などの暴政を私した時代など、思えば、この国の曇と晴も、富士と雲とのように、繰り返され繰り返され
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)