“応仁”の読み方と例文
読み方割合
おうにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その極端なのが、十一年間続いた応仁おうにんの大乱であつて、その大乱の余波が全国に及んで、爾後百年に亙る戦国時代となつたのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
そういう夜の不安は、応仁おうにんらんあたりから後は、都会でも地方でも、もう当り前のことになって、誰も怪しもうとはしない。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
応仁おうにん乱後の京都は乱前よりも一層さびれ、公家の生活は苦しくなり、すこし大げさかもしれないが三条の大橋から御所の燈火あかりが見えた時代もあったと言わるるほどである。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)