“足利家”の読み方と例文
読み方割合
あしかがけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時の室町将軍の足利家あしかがけで採用するところとなり、兵法所出仕の一員に加えられるまでになった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見得坊みえぼうで、小心で、権式ばかり高く持ちたがりながら、庶民の中に生々いきいきと動きかけている時流にはまだめない足利家あしかがけの君臣は、すこし境遇が落着くと、すぐ貴族臭をあらわして
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
由緒のある足利家あしかがけの武臣の末であるし、現在でも前田大納言家から年禄二百石が来ているし、宮家にも知遇をたまわっているし、伏見の徳川家康も眼をかけたがっているし、——というわけで
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)