“乱麻”の読み方と例文
読み方割合
らんま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなたこそ魔魅跳梁まみちょうりょうを退けて、暗黒の国に楽土をて、乱麻らんまの世に道を示し、塗炭とたんの底から大民を救ってくれるお方にちがいない
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
細君と乱麻らんまを編んで作った牛衣ぎゅういの中に寝るというようなみすぼらしい生活をしていたが、細君が小言をいうので困っていた。
王成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
乱麻らんまのような帝国主義の日々の目前の利害と延命のための権謀術数の間をぬって、どう運転され、たたかわれ、勝利を占めてゆくかという、現実のいきさつだと思うんだ。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)