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足利
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あしかゞ
ふりがな文庫
“
足利
(
あしかゞ
)” の例文
「あれもな、不仕合せでな。
足利
(
あしかゞ
)
に行つてついこの間まで一人でゐたが、今ぢや亭主でも持つたか何うか。」
ある僧の奇蹟
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
丁度あの鳶頭が来た
翌日
(
あくるひ
)
でした、
吉原
(
なか
)
の
彼女
(
やつ
)
と
駈落
(
かけおち
)
と出懸けやしたがね、一年足らず
野州
(
やしゅう
)
足利
(
あしかゞ
)
で潜んでいるうちに
嚊
(
かゝあ
)
は梅毒がふき出し、それが
原因
(
もと
)
で到頭お
目出度
(
めでたく
)
なっちまったんで
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一面この特性あるを許すとせんも、他面悲哀厭世の特質を看過するを得べきか。
祇園精舎
(
ぎをんしやうじや
)
の鐘の音に人生の無常を観ぜし当年の鎌倉武士、
足利
(
あしかゞ
)
時代の国民は
如何
(
いか
)
さまにか之れを解すべき。
国民性と文学
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
昔は人物
技藝
(
ぎげい
)
一世に
秀
(
ひい
)
でた者を任じたのですが、後、
足利
(
あしかゞ
)
時代から賣官の風が行はれ、江戸時代には賣官料まで公定されて、一階一兩から四十五兩に及び七十三刻を
併
(
あは
)
せると都合七百十九兩
銭形平次捕物控:064 九百九十両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それにまた
蚕卵紙
(
たねがみ
)
を
蚕
(
かいこ
)
に仕立てます故、丹精はなか/\容易なものでは有りませんが、此の程は
大分
(
だいぶ
)
養蚕が盛で、田舎は賑やかでございます。養蚕を余り致しません
処
(
ところ
)
は
足利
(
あしかゞ
)
の方でございます。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“足利”で始まる語句
足利尊氏
足利家
足利公方
足利義昭
足利時代
足利勢
足利氏
足利義満
足利義政
足利期