“ひろの”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒロノ
語句割合
広野58.3%
廣野22.2%
曠野19.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
座にことばが途絶えると漂渺ひょうびょうたる雪の広野ひろのを隔てて、里あるかたに鳴くように、胸には描かれて、はるかに鶏の声が聞えるのである。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
若草わかくさながら廣野ひろの一面いちめん渺茫べうばうとしてはてしなく、かすみけてしろ/″\と天中そらつきはさしのぼつたが、葉末はずゑかるゝわればかり、きつね提灯ちやうちんえないで
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「ひんがしの、空の曠野ひろのを、ながむれば——むらさきの、雲はたなびき——春野の駒か、霞むは旗か、つわものばらの、つところ……」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)