トップ
>
漂渺
ふりがな文庫
“漂渺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひょうびょう
95.0%
へうべう
5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひょうびょう
(逆引き)
私は北の空を眺めて、高田平野の果てを限る松並木越しに、
漂渺
(
ひょうびょう
)
たる日本海が晴れた穏かな暁の色を浮べているのを見て、斯う思った。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
もうそうなると
情慾
(
じょうよく
)
もなく恋愛もありません、………私の心に感じたものは、そう云うものとは
凡
(
およ
)
そ最も縁の遠い
漂渺
(
ひょうびょう
)
とした陶酔でした。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
漂渺(ひょうびょう)の例文をもっと
(19作品)
見る
へうべう
(逆引き)
そして、
藍色
(
あゐいろ
)
を成した
漂渺
(
へうべう
)
とした海の遙か彼方に故郷のあることが思はれ病兒の身の上が思はれ、眼瞼の裏は煮え出して
唏泣
(
すゝりな
)
け、齒はがた/\と
顫
(
ふる
)
へわなゝいた。
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
漂渺(へうべう)の例文をもっと
(1作品)
見る
漂
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
渺
漢検1級
部首:⽔
12画
“漂”で始まる語句
漂
漂泊
漂浪
漂流
漂着
漂蕩
漂然
漂浪人
漂泊者
漂白
検索の候補
神韻漂渺
“漂渺”のふりがなが多い著者
本庄陸男
嘉村礒多
徳田秋声
魯迅
倉田百三
林不忘
岡本かの子
谷崎潤一郎
柳田国男
木暮理太郎