舞踏をど)” の例文
此間このあひだロミオは道外假面だうけめんかぶったるまゝひとはなれててゐる。其中そのうちヂュリエットと一武官ナイトりあうて舞踏をどりはじむる。
け……鳴らせ……また舞踏をどれ……
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
……方々かた/″\、ようこそせられた……(樂人を顧みて)さゝ、樂人共がくじんども、はじめい。……(一同に對ひ)ひらいた/\! つゝとひらいて、さゝ、舞踏をどったり、娘達むすめたち
弾け弾け……鳴らせ……また舞踏をどれ……
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
……(婦人連に對ひ)あァ、はァ、姫御前ひめごぜたち! 舞踏をどるをいやぢゃと被言おしゃひとがあるか? 品取ひんどって舞踏をどらッしゃらぬひとは、誓文せいもん肉刺まめ出來できてゐるンぢゃらう。
弾け弾け……鳴らせ……また舞踏をどれ……
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)