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杳茫
ふりがな文庫
“杳茫”の読み方と例文
読み方
割合
えうばう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えうばう
(逆引き)
舟のゆくては
杳茫
(
えうばう
)
たる蒼海にして、その
抵
(
いた
)
る所はシチリアの島なり、あらず、
亞弗利加
(
アフリカ
)
の岸なり。ゆん手の方は巖石屹立したる伊太利の西岸にして、所々に大なる洞穴あり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
冷なる風は舟に向ひて吹き來れり。舟は巖窟の中に進み入りて、我等の頭は巖に觸んとす。われは身をララの上に俯したり。
忽
(
たちまち
)
にして舟は
杳茫
(
えうばう
)
として
涯
(
かぎり
)
なき大海の上に出でぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
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(1作品)
見る
“杳茫”の意味
《名詞》
遥か遠いさま。
(出典:Wiktionary)
杳
漢検1級
部首:⽊
8画
茫
漢検1級
部首:⾋
9画
“杳”で始まる語句
杳
杳然
杳々
杳冥
杳渺
杳窕
杳樹
杳眇
杳遠