トップ
>
吠立
ふりがな文庫
“吠立”の読み方と例文
読み方
割合
ほえた
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほえた
(逆引き)
それから私はそのテントを片付けて居る一番外れの四、五軒目位の所に参りますと、例の七、八疋の猛犬が
吠立
(
ほえた
)
てながら私のぐるりを取り巻いたです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
演壇または青天井の下で山犬のように
吠立
(
ほえた
)
って憲政擁護を叫ぶ熱弁、
若
(
もし
)
くは
建板
(
たていた
)
に水を流すようにあるいは油紙に火を
点
(
つ
)
けたようにペラペラ
喋
(
しゃ
)
べり立てる達弁ではなかったが
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
刻
(
こく
)
は、
草木
(
くさき
)
も
眠
(
ねむ
)
る、
一時
(
いちじ
)
と
二時
(
にじ
)
との
間
(
あひだ
)
、
談話
(
だんわ
)
暫時
(
しばし
)
途絶
(
とだ
)
えた
時
(
とき
)
、ふと、
耳
(
みゝ
)
を
澄
(
すま
)
すと、
何處
(
いづこ
)
ともなく
轟々
(
ごう/\
)
と、
恰
(
あだか
)
も
遠雷
(
えんらい
)
の
轟
(
とゞろ
)
くが
如
(
ごと
)
き
響
(
ひゞき
)
、
同時
(
どうじ
)
に
戸外
(
こぐわい
)
では、
猛犬稻妻
(
まうけんいなづま
)
がけたゝましく
吠立
(
ほえた
)
てるので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
吠立(ほえた)の例文をもっと
(3作品)
見る
吠
漢検準1級
部首:⼝
7画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“吠”で始まる語句
吠
吠面
吠陀
吠声
吠付
吠下
吠咜
吠掛
吠犬
吠附
“吠立”のふりがなが多い著者
河口慧海
押川春浪
内田魯庵