“吠面”の読み方と例文
読み方割合
ほえづら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恩知らずの川村の畜生め! 餓鬼がき時分からの恩をも忘れちまいやがって、俺の頭をち割るなんて……覚えてろ! ぶち込まれてから吠面ほえづらくな……。
(新字新仮名) / 徳永直(著)
だから、あわよくば、彼のこの隠険いんけんな不正行為をあばいて、吠面ほえづらをかかせてやりたいものだとさえ思っていた。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その肝玉を踏み潰し、吠面ほえづらかゝし呉れむと意気込みて、いよ/\腕を磨きければ二十一歳の冬に入りて指南役甲賀昧心斎より柳生流の皆伝を受くるに到りぬ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)