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吠
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ほえ
ふりがな文庫
“
吠
(
ほえ
)” の例文
「犬にゃ眠り病もないらしいね、しかしどういうもんか向うに行くと神経質になって、
吠
(
ほえ
)
てばかりいて困ったが……」
睡魔
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
犬の吠えるなどを気にすることが馬鹿らしくなってきたのです、犬が何ほど
吠
(
ほえ
)
ても人に
噛
(
か
)
みつくものでない、よし噛みついたところで何でもないということになって
竹乃里人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
暗く
寂
(
さみ
)
しい四辻の角のところへ出ると、頻に遠くの方で犬の
吠
(
ほえ
)
る声が聞える。其時はもう自分で自分を
制
(
おさ
)
へることが出来なかつた。堪へ難い
悲傷
(
かなしみ
)
の涙は一時に流れて来た。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
犬の
吠
(
ほえ
)
近き月夜の
野路
(
のぢ
)
の霧誰かころろと歩みかへしつ
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
それでいつの間にかこの犬に対する
悟
(
さとり
)
を開いたのです、犬が
吠
(
ほえ
)
る彼れ始めは熱心でなく
吠
(
ほえ
)
ている、その機先を
掣
(
せい
)
して、こちらから突然襲撃するのです、何
空手
(
くうしゅ
)
でもかまわないです
竹乃里人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
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五月蠅
(
うるさ
)
くって仕様がないんでしょう、それでそのたびにワンワン
吠
(
ほえ
)
て怒るんです……僕達には、何んにも聴こえないのに犬が騒ぎ出す、というのから逆に考えて超音波を思いついたんですよ
睡魔
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
犬の
吠
(
ほえ
)
近き月夜の
野路
(
のぢ
)
の霧誰かころろと歩みかへしつ
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
吠
漢検準1級
部首:⼝
7画
“吠”を含む語句
遠吠
吠声
吠陀
吠付
長吠
犬吠
犬吠埼
梨倶吠陀
狗吠
吠面
吠立
一吠
犬吠灯台
惹吠奢爾
白夜珠吠陀
蛙吠
鯨吠
鳴吠
黒夜珠吠陀
犬吠崎
...