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長吠
ふりがな文庫
“長吠”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とほぼえ
33.3%
とほゞ
33.3%
ながぼえ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とほぼえ
(逆引き)
女
(
をんな
)
は
暫時
(
しばし
)
恍惚
(
うつとり
)
として
其
(
その
)
すゝけたる
天井
(
てんじやう
)
を
見上
(
みあ
)
げしが、
孤燈
(
ことう
)
の
火
(
ほ
)
かげ
薄
(
うす
)
き
光
(
ひかり
)
を
遠
(
とほ
)
く
投
(
な
)
げて、おぼろなる
胸
(
むね
)
にてり
返
(
かへ
)
すやうなるもうら
淋
(
さび
)
しく、
四隣
(
あたり
)
に
物
(
もの
)
おと
絶
(
た
)
えたるに
霜夜
(
しもよ
)
の
犬
(
いぬ
)
の
長吠
(
とほぼえ
)
すごく
軒もる月
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
長吠(とほぼえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
とほゞ
(逆引き)
女は
暫時
(
しばし
)
悾惚
(
うつとり
)
として、そのすゝけたる天井を見上げしが、
蘭燈
(
らんとう
)
の
火
(
ほ
)
かげ薄き光を遠く投げて、おぼろなる胸にてりかへすやうなるもうら
淋
(
さび
)
しく、
四隣
(
あたり
)
に物おと絶えたるに霜夜の犬の
長吠
(
とほゞ
)
えすごく
軒もる月
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
長吠(とほゞ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ながぼえ
(逆引き)
と
遥
(
はる
)
かに
犬
(
いぬ
)
が
長吠
(
ながぼえ
)
して、
可忌
(
いまは
)
しく
夜陰
(
やいん
)
を
貫
(
つらぬ
)
いたが、
瞬
(
またゝ
)
く
間
(
ま
)
に、
里
(
さと
)
の
方
(
はう
)
から、
風
(
かぜ
)
のやうに
颯
(
さつ
)
と
来
(
き
)
て、
背後
(
うしろ
)
から、
足代場
(
あじろば
)
の
上
(
うへ
)
に
蹲
(
うづくま
)
つた——
法衣
(
ころも
)
の
袖
(
そで
)
を
掠
(
かす
)
めて
飛
(
と
)
んだ、トタンに
腥
(
なまぐさ
)
い
獣
(
けもの
)
の
香
(
にほひ
)
がした。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
長吠(ながぼえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
吠
漢検準1級
部首:⼝
7画
“長”で始まる語句
長
長閑
長襦袢
長押
長火鉢
長椅子
長刀
長柄
長靴
長持
“長吠”のふりがなが多い著者
樋口一葉
泉鏡太郎
泉鏡花