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夜陰
ふりがな文庫
“夜陰”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
やいん
94.6%
やみ
2.7%
よは
2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やいん
(逆引き)
夜陰
(
やいん
)
のこんな場所で、もしや、と思ふ時、
掻消
(
かきき
)
えるやうに音が
留
(
や
)
んで、ひた/\と小石を
潜
(
くぐ
)
つて響く水は、忍ぶ
跫音
(
あしおと
)
のやうに聞える。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
夜陰(やいん)の例文をもっと
(35作品)
見る
やみ
(逆引き)
電光
(
いなびかり
)
のたびにちらりと見える甚右衛門の影と、互いに前後に呼び合う声とを頼りに、八丁堀合点長屋を先刻出た藤吉勘次彦兵衛の三人は、風と雨と神鳴りとが三拍子揃って狂う
丑満
(
うしみつ
)
の
夜陰
(
やみ
)
を衝いて
釘抜藤吉捕物覚書:08 無明の夜
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
夜陰(やみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
よは
(逆引き)
知りて付込れなば如何なる
變事
(
へんじ
)
の出來んも知れず
何
(
いづ
)
れにも又々明日馬喰町へ行きて尋ね當り次第市之丞へ渡す迄は
甚
(
はなは
)
だ以て心遣ひなりと云に女房も
夫
(
そ
)
は
御道理
(
ごもつとも
)
なり今日は
終日
(
ひねもす
)
尋ね
倦
(
あぐ
)
まれ
嘸
(
さぞ
)
かし
御勞
(
おつか
)
れならんにより
貴郎
(
あなた
)
は
宵
(
よひ
)
の
中
(
うち
)
御臥
(
おやす
)
みありて
夜陰
(
よは
)
よりは御心だけも
眠
(
ねむ
)
り給は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
夜陰(よは)の例文をもっと
(1作品)
見る
“夜陰”の意味
《名詞》
夜の暗闇。
夜。夜間。
(出典:Wiktionary)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“夜”で始まる語句
夜
夜半
夜更
夜中
夜叉
夜具
夜鷹
夜寒
夜明
夜業
“夜陰”のふりがなが多い著者
高山樗牛
与謝野寛
徳冨蘆花
中里介山
林不忘
泉鏡太郎
倉田百三
三遊亭円朝
作者不詳
吉川英治