“霜夜”の読み方と例文
読み方割合
しもよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冴えた霜夜(しもよ)であつた。二十銭を受取つて帰つた。遅い夕食として夜泣きうどんを食はうとすると、確かにどんぶりの中へ入れた金がなかつた。
反逆の呂律 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)
霜夜(しもよ)ふけたる枕(まくら)もとに吹(ふ)くと無(な)き風(かぜ)つま戸(ど)の隙(ひま)より入(い)りて障子(しようじ)の紙(かみ)のかさこそと音(おと)するも哀(あは)れに淋(さび)しき旦那樣(だんなさま)の御留守(おんるす)
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なき柳川春葉(やながはしゆんえふ)は、よく罪(つみ)のない嘘(うそ)を言(い)つて、うれしがつて、けろりとして居(ゐ)た。——「按摩(あんま)あ……鍼(はあり)ツ」と忽(たちま)ち噛(か)みつきさうに、霜夜(しもよ)の横寺(よこでら)の通(とほ)りで喚(わめ)く。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)