二階からにかいから
二階からといって、眼薬をさす訳でもない。私が現在閉籠っているのは、二階の八畳と四畳の二間で、飯でも食う時のほかは滅多に下座敷などへ降りたことはない。わが家ながらあたかも間借りをしているような有様で、私の生活は殆どこの二間に限られている。で、 …
作品に特徴的な語句
まく あく きく べい でき 御尋おたず やっ 打付うちつけ おそら かか 何人なにびと 間断しきり づれ たえ しか ふり やき 温順おとなし 高粱こうりょう あらわ ひど よこたわ ぼう のび せい 陰陽かげひなた たたかい 打々ターター くるし いや しず 彼女かれ 宿とま 一人いちにん けむ 漸次しだい 湿 こん すぐ 硝子がらす くら むね べに ならい 掩蓋おおい おび のち 幾人いくにん かわず 居着いつ 見識みし 容貌きりょう にぎや おど 命賭いのちが 仰向あおむけ 可愛かあい くも 阿父おとう 可怪おかし つか 遅々のそのそ 可哀かあい とり 万歳まんざい 初春はつはる 使つかい かね 鉄漿おはぐろ ちかづ 粗匆そそう たしか おさな 穿 しき ひそ うかが 竿さお しょう ほうき 築山つきやま 面食めんくら 露宿ろじゅく 習慣ならわし 霜融しもどけ