“面食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めんくら90.3%
めんく9.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬鹿ばかげた笑い方をし、うれしそうに眼を輝かしながら、淫逸いんいつな話をつづけるので、そういう会話の中に出ると彼は面食めんくらってしまった。
博士が、面食めんくらうのもむりではなかった。帆村は、また冷汗をながした。そして博士に、残る微量のX塗料のことを説明したのであった。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「さア/\、どうぞ、今日は皆んな面食めんくらつて、掃除をする人もないんですもの。こんなに散らばつてゐるでせう」
「小屋の中が暗かったからいいようなものの、不意に、コレ宅助と来やがったんで、すっかり面食めんくらってしまった」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)