“めんく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
面喰80.0%
面食20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小使こづかいが私の家に走って、母が呼び出された。校長の前に呼び出された母は、初めはちょっと面喰めんくらったような風だったが、母にはすぐ事の真相がつかめたらしかった。
そりゃ学理から云えばいろいろ解釈がつくかも知れないけれども、まあ何だね、実際はその女が厭になったに相違ないとしたところで、当人面喰めんくらったんだね、まず第一に。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あれでも燕作にしてみりゃ、せいいっぱいにやったつもりなんだが、なにしろ竹童のやつが必死ひっしってかかってきたので、すこし面食めんくらったというものさ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)