“めんくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
面喰76.6%
面食19.9%
面啖2.1%
益々面喰0.7%
面喫0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
面喰ったなあ、泰安さ。気狂に文をつけて、飛んだ恥をかせられて、とうとう、その晩こっそり姿を隠して死んじまって……」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
博士が、面食うのもむりではなかった。帆村は、また冷汗をながした。そして博士に、残る微量のX塗料のことを説明したのであった。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「それには及ばんですよ、ええ、何の、御新姐。」と面啖って我知らず口走って、ニコチンの毒を説く時のような真面目な態度になって、衣兜に手を突込んで、肩をもそもそとって
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小池助手は益々面喰った。聞けば聞く程訳が分らなくなるばかりである。しかし、彼はこれ以上訊ねても無駄なことをよく知っていた。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
黒人がそれは兄か弟かと問い返し返答に毎々困るというが(ラッツェル『人類史』二)、予もイタリア書に甥も孫もニポテとあるを見るごとにどっちか分らず大いに面喫う事である。