“御新姐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごしんぞ94.4%
ごしんぞう5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そこでございます、御新姐ごしんぞはな、年紀としは、さて、たれが目にも大略たいりゃくは分ります、先ず二十三、四、それとも五、六かと言うところで、」
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ふん、難産の呻吟声うめきごえだ。はあ、御新姐ごしんぞうならしっけえ、姑獲鳥うぶめになって鳴くだあよ。もの、奥の小座敷の方で聞えべいがね。」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
よう御参詣じゃ——紅屋の御新姐ごしんぞう……今ほどはまた廚裡くりへお心づけ過分にござる。ああ、そのお袴の御仁(八郎を云う)、前にある黒いかめじゃがの。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)