“姐御”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あねご97.7%
むすめご2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからお富姐御あねごすまないけれど、その時間になったら、コックの留公に用が出来るんだから、どこにも行かずに待たせて置いとくれ。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「ただの女芸人と思っているのかい。これでも江戸では、丹頂のお粂といわれた姐御あねごだよ。さあ、立派に殺してもらいましょう」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
姐御むすめごの親孝行が、かえって、仇になったというところですかな。……だが、なあ、善助さん、この罰金、収めずにすます方法が、なくもないんだがねえ」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)