“打々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうちょう33.3%
ていてい33.3%
ターター33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打々ちょうちょうと、母が打つたびに、母の大きな愛が、骨身にしみ、さんさんと涙がとまらなかった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
剣は、打々ていていと、錚々しょうしょうと、きつきつと、あるいはむせぶがごとく、あるいは訴うるがごとく、あるいは放笑するがごとく、あるいは流るるがごとく、立派に、弾奏の役目をつとめているのである。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
男はれて打々ターターと叫んだ。そうして長い鞭をあげて容赦なしに痩せた馬の脊を打った。馬はおどって狂った。狂いながらにいくたびか高く嘶いた。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)