“錚々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうそう97.0%
しょうしょう1.5%
ちりちり1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茂助吉晴は、いまでこそ、錚々そうそうたる羽柴麾下きかの一将だが、その青年期までは、岐阜ぎふの稲葉山つづきの山岳中に育った自然児である。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
剣は、打々ていていと、錚々しょうしょうと、きつきつと、あるいはむせぶがごとく、あるいは訴うるがごとく、あるいは放笑するがごとく、あるいは流るるがごとく、立派に、弾奏の役目をつとめているのである。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
やや遠くで錚々ちりちりと鳴る発車の電鈴ソンネット、車掌の呼び子、機関車がどしんと重く客車の緩衝機に突きあたったかと思うと、列車はなめらかに昇降場ケエをすべり出し、貨物倉庫や車輛のそばをすり抜け