“曲淵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まがりぶち87.5%
まがりふち12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれで、高梨小藤次が、もう一出世したら、大岡越前や曲淵まがりぶち甲斐らに伍する名奉行になるだろう、とは書記や同心仲間での嘱望だった。
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは、いかにも町奉行曲淵まがりぶち甲斐守の家士、得能万兵衛から、明四日千住骨ヶ原にて、しゅ医師何某が腑分をすることを、内報してきた書状だった。
蘭学事始 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
或る時象棋しょうぎをさしていて、ふと曲淵まがりふち正左衛門の事を言いだしたが、この人は二百年前にいた人であった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)