“象棋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうぎ70.0%
しやうぎ20.0%
チェス10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陸は遠州流の活花いけばなをも学んだ。象棋しょうぎをも母五百いおに学んだ。五百の碁は二段であった。五百はかつて薙刀なぎなたをさえ陸に教えたことがある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
宴会嫌ひで世にふ道楽といふものがなく、碁も打たず、象棋しやうぎも差さず、たまかない自分は、自然科学の為事場しごとばを出て、手に試験管を持たなくなつてから、まれに画や彫刻を見たり
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
スヰスから生きた山鱒マウンテントラウトを運ばして客に眼の前で料理して馳走した。一度変つた象棋チェスをさしたことがある。それは象棋盤の上へ駒の代りに女を並べさしたことだ。
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)