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象棋
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しょうぎ
ふりがな文庫
“
象棋
(
しょうぎ
)” の例文
陸は遠州流の
活花
(
いけばな
)
をも学んだ。
碁
(
ご
)
象棋
(
しょうぎ
)
をも母
五百
(
いお
)
に学んだ。五百の碁は二段であった。五百はかつて
薙刀
(
なぎなた
)
をさえ陸に教えたことがある。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
或る時
象棋
(
しょうぎ
)
をさしていて、ふと
曲淵
(
まがりふち
)
正左衛門の事を言いだしたが、この人は二百年前にいた人であった。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
これは非常に多数の家屋が倒潰したのだと思った、同時に、これでは東京中が火になるかもしれないと直感された。東照宮前から境内を
覗
(
のぞ
)
くと石燈籠は一つ残らず
象棋
(
しょうぎ
)
倒しに北の方へ倒れている。
震災日記より
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
書斎の縁側にて
象棋
(
しょうぎ
)
さしながらの会話。
創生記
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
徳三郎という息子が
象棋
(
しょうぎ
)
をさしに出ていた。夜が更けて帰って、
閉出
(
しめだし
)
を食った。近所の娘が一人やはり同じように閉出を食っている。娘は息子に話し掛ける。
ヰタ・セクスアリス
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
純一は
象棋
(
しょうぎ
)
も差さず
棋
(
ご
)
も打たないので、棋を打っている人を見ると、単に時間を打ち殺す人としか思わない。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
宇平は折々町の若い者の
象棋
(
しょうぎ
)
をさしている所などへ往った。最初は敵の手掛りを聞き出そうとして、雑談に耳を傾けていたのだが、後には只何となしにそこで話していたのである。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
象
常用漢字
小5
部首:⾗
12画
棋
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
“象棋”で始まる語句
象棋盤