“為事場”の読み方と例文
旧字:爲事場
読み方割合
しごとば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フランスではロダンの為事場しごとばに入り浸りになっていて、ロダンの評を書いたのですが、ロダンを評したのだか、自家の主観を吐露とろしたのだか分からないような
さてそれから一歩進んで、新しい地盤の上に新しい Forschungフオルシユング を企てようといふ段になると、地位と境遇とが自分を為事場しごとばからね出した。自然科学よ、さらばである。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
宴会嫌ひで世にふ道楽といふものがなく、碁も打たず、象棋しやうぎも差さず、たまかない自分は、自然科学の為事場しごとばを出て、手に試験管を持たなくなつてから、まれに画や彫刻を見たり
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)