“暗闇”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くらやみ78.9%
やみ13.2%
くらがり5.9%
まっくら2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“暗闇”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語43.4%
文学 > 英米文学 > 小説 物語14.8%
文学 > ドイツ文学 > 小説 物語10.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ふたりは彼の後ろの並み木の下にはいり込み、暗闇くらやみの中にしばらくはほの白く見えていたが、やがて消え失せてしまった。
自分が暗闇くらやみで帯の音を聞いているうちに、下女は古風な蝋燭ろうそくけて縁側伝えんがわづたいに持って来た。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それ、おほみそかは大薩摩おほざつまの、ものすごくもまた可恐おそろしき、荒海あらうみ暗闇やみのあやかしより
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もし当人が秘密にして姑息な方法で治そうとしていたら、可哀想に一生を暗闇やみに葬らなくてはならないのでした。
私はその声をきくといくらか気持よく感じながら、人通りのぱったりと途絶えた暗闇くらがりを今までよりもなお急ぎ足に走った。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
和尚は勝手を知つただけに、先きへ入つて暗闇くらがりのなかに蝦蟇かへるのやうに胡坐あぐらをかいてゐた。
汽車は駿河湾するがわんに沿うて走っている。窓外は暗闇まっくらだが、海らしいものが見別みわけられる。涼しい風が汗でネバネバしたはだを気持よくでて行く。
急行十三時間 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
「私の心なども暗闇まっくらになったように思われるのですから、宮様としてはごもっともです。極力お慰め申し上げて、あなたがたの力で今後少しのお返事でもいただけるように計らってください」
源氏物語:39 夕霧一 (新字新仮名) / 紫式部(著)