“歡喜”のいろいろな読み方と例文
新字:歓喜
読み方割合
よろこび60.0%
くわんき20.0%
よろこ6.7%
ルーエフオレヲンネ6.7%
ヲンネ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は一度ちらと見た世にも樂しい歡喜よろこび——幾らかでも大きな御恩をお返しし、自分に一生のお友達を得ようといふ歡喜よろこびのことを忘れはしませんわ。
おし入の暗闇くらがりで赤色とう現像皿げんぞうさらをかざしてみながら、いかにわたし歡喜くわんきの笑みをかべたことであらうか?それからけふまでもう二十
かれその父大山津見の神に乞ひに遣はしし時に、いたく歡喜よろこびて、その姉石長いはなが比賣を副へて、百取ももとり机代つくゑしろの物を持たしめて奉りしき。
此意味に於いて物と遊ぶものには、如何に慘苦なる内容に對する時と雖も、根柢に靜かなる歡喜ルーエフオレヲンネがあるに違ひない。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)
その血まみれ汗まみれの勞苦によつて到達せむとする究竟の境地は、物と遊ぶの歡喜ヲンネである。吾人の祖先が「天地の化育に參す」と云つたり、「萬物と遊ぶ」と云つたりした意味に於いて。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)