“真暗闇”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞暗闇
読み方割合
まっくらやみ88.9%
まつくらやみ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誰人だれむかえにてくれるものはないのかしら……。』わたくしはまるで真暗闇まっくらやみ底無そこなしの井戸いど内部なかへでもおとされたようにかんずるのでした。
だが、その橋の下はもちろんのこと、橋の手まえも、橋の向こう側も、真暗闇まっくらやみだ。その不安な橋をトボトボと辿たどってゆくのが、お互いの人生だ
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
こんな所に川はなかつたはず、どうしたのだらうかといぶかしく思ひました。川の音はすぐそこにひゞいてゐますが目には何も見えません。たゞもう真暗闇まつくらやみです。
狐に化された話 (新字旧仮名) / 土田耕平(著)
あたりは真暗闇まつくらやみになつてしまつて、何も見えません。私は手をのばして、時男さんの肩にさはりました。
時男さんのこと (新字旧仮名) / 土田耕平(著)