“まっくらやみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真暗闇80.0%
真黒闇15.0%
真黒暗5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、その橋の下はもちろんのこと、橋の手まえも、橋の向こう側も、真暗闇まっくらやみだ。その不安な橋をトボトボと辿たどってゆくのが、お互いの人生だ
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
まして未だかつて知らぬ敵地へ踏込む戦、ことに腹の中の黒白こくびゃく不明な政宗を後へ置いて、三里五里の間も知らぬ如き不詮議の事で真黒闇まっくらやみの中へ盲目探りで進んで行かれるものでは無い。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
高〻たかだかとズボンをまくり上げて、古草鞋ふるわらじを着けさせられた晩成は、何処どこへ行くのだか分らない真黒暗まっくらやみの雨の中を、若僧にしたがって出た。外へ出ると驚いた。雨は横振よこぶりになっている、風も出ている。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)