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真黒闇
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まっくらやみ
ふりがな文庫
“
真黒闇
(
まっくらやみ
)” の例文
文治はそれと心付きまして、
手燭
(
てしょく
)
を持って台所の戸を明けますと、表は
霙
(
みぞれ
)
まじりに
降
(
ふり
)
しきる寒風に手燭は消えて
真黒闇
(
まっくらやみ
)
。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
まして未だ
曾
(
かつ
)
て知らぬ敵地へ踏込む戦、
特
(
こと
)
に腹の中の
黒白
(
こくびゃく
)
不明な政宗を後へ置いて、三里五里の間も知らぬ如き不詮議の事で
真黒闇
(
まっくらやみ
)
の中へ盲目探りで進んで行かれるものでは無い。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
あとはまた
真黒闇
(
まっくらやみ
)
になるのだが、そんな事をとかくいうことはかえって余計な失礼の事のように思えたので、そのままに坐を立って、
襖
(
ふすま
)
を明けて奥へ入った。やはり
其処
(
そこ
)
は六畳敷位の狭さであった。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
闇
常用漢字
中学
部首:⾨
17画
“真黒”で始まる語句
真黒
真黒暗
真黒焦
真黒々
真黒牛
真黒羅紗